大きな地震の後には円高になりやすいという話を聞いたような気がしましたが、2024年の大地震ではむしろ円安が進行しました。


能登の地震はすごかったね。僕が住んでいる立山町でも震度5弱だよ。

日本海側では大きな地震が少ない傾向がありましたから、驚きましたね。

たしか、「大きな地震」の後には「円高」になるって聞いたことがあるんだけど。

今は相場がお休みだけど、相場が始まったらドル売り円買いをしたら利益になるんじゃないの?

過去のチャートを確認してから考えましょう。
2011年の地震のチャートを確認してみよう

2011年の3月11日に地震が発生しました。ドル円相場はその後「円高」へと進みましたが、主要国の為替介入により、円安方向へとトレンドが変化しました。

3月15日から18日の間に5円近くの変動がありました。

円高になると思ってポジションを持ったままだったら、一気にロスカットになってしまうね。
2016年の地震のチャートを確認

この時には震度7の地震がありましたが、一時的な円高にとどまっています。値動きとしては1円以上の110円台から108円台です。

でも、チャートではすごく円高になっている日があるよ?これは地震の影響じゃないの?

日銀による大規模な緩和策が行われなかったので、円高に動いたみたいです。
金融緩和:市場に出回るお金の量が増えること。お金の流通が増えればドル円相場は「円安」方向へと進むことになります。
今回は日銀がこの緩和を見送ったことにより、市場が大きく反応したことで相場が動きました。
2024年の地震ではどうなった?

2024年の相場では「円安」方向へと動きました。過去の例では一時的な円高になることが多かったドル円相場ですが、今回は円安トレンドが進行しています。

今回は何が違ったんだろう?

日銀による金融政策の変更が見送られる可能性が高いと思われたようです。
2023年~2024年の世界の動向としては「インフレ対策」が一つのテーマでした。日本のインフレ率も上昇傾向が見られていたため、市場では日銀の政策変更が行われるのではないかという思惑がありました。

しかし大災害の発生により、日銀が金融緩和を解除できないのでは?ということで、円安トレンドが発生しました。

災害と金融政策にはどんな関係があるのかな?
復興を行うためには資金を融資してもらう必要がありますが、お金を借りると金利の支払いも発生します。
しかし被災地区の早期の復興のためには金利が低い方が負担が少ないため、日銀は現在の政策を維持せざる負えないだろうとの見方が強いです。(記事作成時の状況)

地震=円高って早とちりしたらダメなんだね。

特にFXトレーダーにとっては、分析の失敗はお金の損失となるので大変ですね。
円安は政府と日銀の思惑どおり?
2024年以前よりドル円相場は円安傾向が続いていました。150円台まで円安が進行する場面もありました。


為替介入もありましたが、円安を食い止めるには至っていません。日米の金利差の影響がでています。

円安が進むと日本の製造業には有利だね。あとトレンドが発生しているということは、FXトレーダーの人も利益を出しやすいということになるね。

ドル円をロング(ドルを買う)トレードを繰り返すだけで、儲かる状況でした。

海外のFXブローカー(業者)では最大レバレッジが500倍などと高いため、このトレンドにのって爆発的に資産を増やすことに成功した方も多いようです。
レバレッジが500倍ということは?
10万円を入金すると、最大で5000万円分のドル円を取引することが可能になります。そのため一気に利益を出すことが可能になります。

海外のブローカーでは追証なしの業者が多いため、最大までレバレッジを利用してもリスクが限定される面も大きなメリットです。
日銀が政策を変更しない限りトレンドが続く?
これまでのチャートを振り返ると、ドル円相場に大きな影響を与えるのは地震といった天災の影響よりも、日銀の政策の影響の方が大きいようです。
だからこそ日銀総裁の発言であったり、会合が注目されます。政策が変わらなければ、一時的に円高になったとしても、すぐに円安へと戻されるのが相場の力と言えるでしょう。


